
自分の歯のように
食事を楽しむために
インプラントとは、失った歯を回復するために、顎の骨に埋め込んだチタン製の人工歯根に人工歯を装着する方法です。義歯のように他の歯に負担がかかることがなく、ブリッジのように他の歯を削る必要もありません。
チタンと骨が結合するのでしっかりと固定することができ、治療後は違和感も少なく噛みやすいというメリットがあります。当院では歯科用CTを用い、患者さんの状態を正確に把握しご提案していきます。
なぜインプラント治療が必要なのか?
年を重ねるにつれて歯の本数が減る
日本歯科医師会が掲げる8020運動(80歳でも20本の歯を残す)の影響で、以前に比べて年を重ねても歯の本数が残るようにはなってきていますが、2016年の厚生労働省調査では20本を下回っているという結果があります。
20本を下回ると奥歯がなくなってしまうなど、食事するのに必要な歯の本数が足らないために、好きな物が食べれなくなってしまうなど、生活の質(QOL)の考え方でもQOLが低くなります。
歯の健康と健康の関係
下記の図で示すように歯の本数によって認知症の発症、健康寿命に違いがあります。歯を失ったままにしておくと、生活の質(QOL)、健康寿命へ影響するため、インプラントなどの治療を行っていくことが健康へつながります。
当院で行うインプラント治療
インプラント治療を成功に導くには、顎の骨が健康であることに加えて、歯肉が十分な厚みと幅を保持していることが重要です。もしも歯周病や加齢、歯ぎしりなどによる歯肉の退縮が起こると、インプラント周囲炎のリスク増加、審美性の低下、インプラントの脱落リスクなどの問題を引き起こす可能性があります。
当院では、これらのリスクを軽減するために、歯肉を増やす手術を行っております。代表的な手術として、口蓋から採取した結合組織を移植する結合組織移植術や、歯肉を剥離して歯根を覆う歯肉弁根尖側移動術などがあります。これらの手術により、インプラント治療のリスクを減らし、長期的に安定した結果を得ることが可能です。
GBR(骨誘導再生法)
GBR法は、虫歯や外傷などで歯を失った場合や、歯周病により歯槽骨が痩せてしまい、インプラント埋入に必要な骨量が不足している場合に用いられる治療法です。歯肉を剥離し、骨を造りたい部位に骨補填材や粉砕した自家骨を移植することで、骨の再生を促します。 GBR法には、インプラント埋入と同時に行う方法と、GBR法で骨の再生を確認してからインプラント埋入を行う方法があります。造骨量が少ない場合は、同時にインプラント埋入を行うことが可能です。当院では、患者様の骨の状態を詳細に検査し、適切なアプローチを選択いたします。
- 骨が足りない症例でもインプラント治療が受けられるようになります
- 咀嚼機能などの向上にも効果があります
- 安定性が高いです
- 自費診療のため、保険の治療に比べると費用がかかります
- 全体の治療期間が長くなります
- 骨採取のオペが必要です
インプラントについて
インプラントの3つの特徴

インプラントとは、人工歯根とセラミックの被せ物であり、取り入れることで以下のようなメリットがあります。
- むし歯になることがない
- 取り外す手間がかからない
- 咬む力が伝わりやすい
- 左右でバランスよく咬める
- 会話の際発音に影響がない
- 食べ物の触感を楽しめる
- おいしく味わって食事ができる
このようなメリットを得ることができるインプラントについて、大きな3つの特徴を紹介します。
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Point.1
残っている歯を守れる
- インプラントは、入れ歯やブリッジとは異なり、隣接する健康な歯に負担をかけることなく治療できます。なぜなら金属歯根が歯槽骨に直接埋入されるため、独立して機能し、他の歯への影響を最小限に抑えることができるからです。
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Point.2
美しい仕上がりになる
- インプラントの人工歯部分には、セラミックやジルコニアなどの材料が使用されることがほとんどです。それらの素材は天然歯と同じような自然な色調と透明感を再現できます。保険適用の差し歯や入れ歯と比べて、より美しい仕上がりが期待できます。
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Point.3
自分の歯のように噛める
- インプラントは、歯槽骨と直接結合するため、自分の歯と同じような感覚で噛むことができます。装置に違和感を覚えたり、食べ物が挟まったりすることなく、快適に食事や会話を楽しめます。また、チタン製のインプラントは劣化しにくいのもメリットです。
他の歯を失った治療との比較
インプラント
インプラントは、部分入れ歯やブリッジと比べて、機能性と審美性に優れた治療法です。金属歯根と顎の骨が結びつく性質を利用していることから、自分の歯に近い感覚で食事や会話を楽しめるようになります。ただし、インプラント治療は外科手術です。ある程度の治療期間がかかり、患者様の負担も他の治療法に比べると重くなる傾向があります。
部分入れ歯
部分入れ歯は、隣接する歯に金属の留め金(クラスプ)をかけて、人工歯を固定する治療法です。スピーディーに歯の機能を補えて、外科手術の必要もありません。ただし、見た目に難が生じたり、歯の抜けた部分の骨が痩せたり、留め具をかける歯に負担がかかったりするなどのデメリットがあります。
ブリッジ
ブリッジは、歯がない部分の両隣にある歯を支えにして、人工歯を上からかぶせる治療法です。他の歯を利用するので、噛み心地に優れています。デメリットとしては、ブリッジの下の歯茎や骨が萎縮したり、隣接する健康な歯を削ったりする必要があるなどです。
インプラント治療前の注意点
- 保険外診療のため、治療費用が高くなる場合があります
- 外科手術が必要になるため、患者さんに体力的な負担がかかります
- 段階的に治療を進めていくため、治療期間が長くなります
- 見た目や噛んだ時に違和感を覚えることがあります
- 保険診療ではないので、治療費が高くなります
- 術後に痛み・腫れ・出血・合併症を伴う可能性があります
- 術後も定期的なメンテナンスをしないと、機能が落ちやすくなります
- 処置した個所に食べ物が詰まりやすくなります
インプラント治療後のメインテナンス

インプラントは、適切なメインテナンスを続けると長期間にわたって使用し続けることが可能です。しかしケアを怠ると、歯垢(プラーク)が溜まりやすくなり、細菌が増殖します。人工歯なので、天然歯よりも違和感に気づきにくく、インプラント周囲炎と呼ばれる疾患のリスクが高くなる傾向にあります。
そのため 当院では、インプラント治療後の定期的なメインテナンスを推奨しております。毎日の歯磨きに加え、専門的なクリーニングや口腔衛生指導を受けることで、インプラントを長期的に健康な状態で維持することができます。